Z会の通信講座って難しそう…。
筆者もそんなイメージを持っていました。
筆者の娘は、一年生になったタイミングで、Z会通信講座を始めました。
そんな長女は現在3年生で継続中、次女はこの4月から取り組んでおります。
ちなみに、娘たちの幼稚園時代は、遊び中心の園に通い、特にお勉強はしてきていません。
現在の小学1年生コースは、レベルの選択はなしになっています。
(以前は、スタンダードかハイレベルコースのレベル選択がありました。)
レベル選択がなくなった問題は難しくないのか??
実際に使うテキストやカリキュラムの紹介もしながら、レビューしていきます♪
この記事では、小学生1年生コース(紙教材)について書いております。
※タブレットコースではありません。
⚫︎学習習慣を身につけたい方
⚫︎学校の授業をやや先取りしていたい(授業に遅れないでほしい)
⚫︎文章を書く力(記述)を身につけたい
⚫︎英語やプログラミングにも触れてほしい
⚫︎まだ低学年だから、勉強は親も見守ってあげたい
⚫︎余計な付録はいらない
目次
小学1年生コースの料金。他社と比べると高いのか??

小学生1年生コース(紙教材)の料金は以下の通りです↓
(2023.5.10現在)

「みらいワーク」は思考力に特化した、オプション講座になります。
他社と比べると以下の通りです↓

※Z会は、オプション講座なしの料金です。
圧倒的に安いのがポピー、高いのがZ会ということがわかります。
(専用端末不要のポピーと比べると、Z会は約1,700円/月、高いです。)
年間にすると、2万円ほど変わります。
年間2万円の差があるのはなぜか??
Z会には、添削問題や経験学習など、Z会ならではの特徴があります。
月々1,700円の差額で、これらに取り組めるのは、むしろお得なのかなぁと個人的には思います。
後ほど、詳しく魅力をお伝えしますが、Z会が特別高い!というわけではないかと思います。
ちなみに!
上記料金の他に、指定のタブレット端末や破損時の保証に費用がかかる講座があります。
※例えば、スマイルゼミの場合、タブレット代に約1万円+端末保証に年間4000円ほどかかります。
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1日の学習時間はどれくらい??

学習にかかる時間についてお伝えします。

《参考:Z会HP》
個人差はあるかと思いますが、平日は約15分になります。
毎日続けていくには、無理のない学習時間かと思います。
娘も、習い事に行く前に取り組んでいます。
上記の他に、行う学習が以下になります。

あくまで筆者の娘の場合にはなりますので、参考程度にして頂ければと思います。
娘は土日や、習い事がない平日に行っています。
カリキュラムについて。学校の授業についていける??
Z会では、1年生コースの学習のゴールは「夢中になって勉強に取り組めるようになる」ということを掲げています。
Z会のテキストは、カラーで書かれたイラストを中心に、楽しく、集中して取り組める内容になっています。

算数のテキストです。
字も大きくて見やすいです。
国語では、「教科書とは異なる文章に多くふれる」という方針でテキストが作られています。

読み取り問題の一部です。
話の展開が面白いので、娘も前向きに学習に取り組めていました!!
国語・算数共に、学校の授業より、少しだけ先取りしている感覚です。
学校の授業でこれやった??と聞くと、「まだ〜」と言っていることが多いです。
Z会テキストをやっていると、学校の授業には余裕を持って取り組めるかと思います。
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1年生コース(紙教材)のセット内容
実際に届いたものをご紹介します。
スタートセット(申し込み後、一番最初に届くもの)
申し込みをすると、まずは「スタートセット」というのが届きます。
中に入っていたものを順番にご紹介します♪
●1年生スタートワーク

ワークブックです。
(線をなぞったりします。)
●はげましスタンプ

スタンプが3個入っています。
ドリルが終わったら、このスタンプを押してあげます。
(スタンプを押すと喜びますよ〜♪)

お人形が付いていて可愛いですよね〜♪
その日の出来栄えによって、スタンプを変えて使っています。
●おはじき

3色のお花の形をしたおはじきが入っています。
算数の足し算や引き算の勉強をする時に使用します。
(問題を間違えた時に、おはじきを使って考えると、子供もとてもよく理解してくれました♪)
ケース付きでコンパクトにまとめらるのも便利ですよ♪
●かずのカード

てのひらに収まるくらいの小さなカードになっています。

0〜9の数や、「+−」の記号がついたカードです。
数字だけでなく、●で記されたカードもあるので、低学年の学習には効果的かと思います。
(うちの娘とは、このカードを使ってクイズを出してみたり、ゲーム感覚で使っています♪)
●ひらがな・カタカナが一覧になった下敷き

娘は、Z会の学習をする時に使っております。
書き順も書いてあって、ひらがなとカタカナがまとまっているので、便利ですよ〜♪
基本的に付録はついてきません。
かさばるような物じゃないですし、どれも使いやすくて重宝しました。
シンプルなデザインなのも良かったです♪
毎月送られてくるセット内容
スタートセットが送られてきた後に、教材のセットが届きます。

こちらの封筒が、毎月1回、ポストに投函されるようになります。
前の月末までには届きます。

中身を並べてみました。
この後、1つずつ見ていきます。
●「わくわくエブリスタディ」「ドリルZ」

日々の学習は、このテキスト2つを中心に行っていきます。
(ドリルZは、裏面が国語になっています。)
国語の問題と算数の問題が載っています。
●保護者向け「サポートブック」

保護者向けのテキストです。
サポートブックという名の通り、わくわくエブリスタディやドリルの答えが載っています。


単なる答えや、教え方だけが書いてあるわけではないんです!!
「こんな声かけをしてあげましょう」「ここを褒めてあげましょう」と細かいアドバイスが書かれています。
●けいけん学習のテキスト

毎月、親子で経験学習を行います。
(月ごとにテーマが決まっていて、初回4月号は「はるをさがそう」でした。)

経験した後は、この「けいけんシート」に、文と絵を書いて提出します。
●オプション講座「みらいワーク」

オプション講座「みらいワーク」のテキストと答えです。
思考力を養うための問題が4回分書いてあります。
メインテキストとはまた違う、考えることに特化した問題が出題されています。

「へんしんボックス??なになに?」と子どもが興味を持つような内容になっています。
カラーで見やすいのも魅力的です。
時に行き詰まっていることもありますが、一緒にヒントを出しながら取り組みます。
考える時間が長いほど、解けた時の喜びは高まります。
●学習カレンダー

学習を計画的に進めていく為のカレンダーです。
終わったらシールを貼っていきます。

このように、目に付く場所に貼っておきます。
最初はどのように学習を進めたらいいか分からないので、カレンダーはとっても便利です♪
添削問題の提出まで、確実にやり終えることができます。
学習習慣を身につけるにも効果的かと思います。

テキストにシールがついていますので、学習が終わったら貼っていきます。
●テスト用紙

国語・算数のテスト用紙と封筒です。
●エブリじょうほうきょく

初回は、テキストに登場するZ会のキャラクターの紹介でした。

これは長女が1年生の時に届いたものですが、お正月や雛祭りなど、日本の伝統行事について、わかりやすく書いてあります。
(親の私もなるほど〜っと勉強になる内容でした。)

間違い探しコーナーもあったりします。
子ども新聞?みたいな感覚で読めるかと思います。
●保護者向け冊子

保護者に役立つ情報が書かれた冊子です。

毎月届く「Zスクエア」です。
教育に関するテーマに基づいて、専門家の意見を紹介してくれています。
※保護者向けのサイトからも閲覧可能。

こちらの冊子には、合格した先輩たちの体験談やアドバイスが書かれています。
Z会の通信講座では、子ども向けの教材だけでなく、学習を支援する保護者に役立つ情報も沢山あります!!
「この教え方で良いの??」「どこまでできていれば良いんだろう」など、保護者にも不安が募る時もあるかと思います。
そんな時、保護者も安心して一緒に学習をサポートできるのは良い点かと思います。
●その他

8月号には「なつやすみエブリスタディ」という特別号が届きます。
※写真は長女が1年生の時に届いた教材です。

1日1ページのワークになっています。
(内容は1学期の復習です。)
夏休み中でも、学習習慣を継続させることができて良かったです。
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実際にやってみた!Z会の良かった点をまとめます。
ここからは、Z会をやってみて良かった点について4つお伝えします。
①テキストが分かりやすく、良質!!楽しく学習に取り組める
冒頭でもお伝えしましたが、Z会1年生コースでのレベル選択がなくなり、1つのテキストに基礎〜応用まで、良質な問題がまとめられています。
簡単すぎるのもつまらない。ある程度考えて解けるような応用問題も欲しいですよね〜。

「エブリスタディ」は、見開きのカラーページになっています。
算数は仲間分けや、数の多少の比較からスタートでした。

国語は鉛筆の持ち方から始まりますが、このような読み取り問題もあります。
大きな文字で、時にはヒントも書いてあるので、親がうまくサポートしながら学習を進められます。


ドリルは、1回1ページずつになっていて、1人で取り組みやすい内容になっています。

このように「ハイレベル」と書かれた応用問題も出題されています。
ハイレベルに挑戦して正解すると、すごく嬉しそうにしています。
達成感があるので、次へのやる気に繋がっている気がします。
②保護者へのサポートも充実!解説も丁寧に書かれています。

Z会では、子どもの学習を支える保護者向けのサポートも充実しています。

《画像引用:Zスクエア》
「ゼットスクエア」といって、保護者向けに書かれた記事が書かれています。
また、先ほどご紹介した「エブリスタディのサポートブック」も頼りになる存在です。
どのようなアドバイスや声かけが良いか、1年生ではこれが出来れば大丈夫!
そういった内容が書かれているんです。
教えるのが苦手な筆者でも、安心して取り組めています。

こういったQ&Aも書かれています♪
③理科や社会の入り口になる!経験学習を通して、学びを深めることができます
経験学習のようなテキストは、他の通信講座にはないかと思います。
(Z会ならではの学習です!)

理科や社会に関わるテーマを月に1回、親子で行います。

楽器作りをした際のシートになります。
ご覧の通り、1年生の経験シートは字が少なめで、絵がメインになります。
Z会に提出すると、添削先生からの感想がびっしり書かれて返却されてきますよ♪
自分が経験したことを表現する力も身についているように感じます。
(ちなみに、2年生の経験学習では、絵よりも文章長めになりますよ〜)
しかし、正直に言いますと、こんな風に感じてしまうこともありました。
経験学習は子ども一人で行うことはできません。
工作作業や、屋外で行うテーマは時間がかかり、面倒に感じてしまうこともありました。
しかし、テーマは面白く、いざやり始めたら、筆者も一緒に楽しめました!
親子で楽しめるのが経験学習の魅力かと思います。
カレーライスやアイスを作ったり、良い思い出に残っています。
●理科や社会のテーマを扱っているので、3年生になってからの学習にもつながる
●親子でも良い思い出に残る(今でも、料理や工作の話などしてくる)
●親が思い付かないような、面白いテーマもある(お天気キャスターになってみるなど)
経験から学ぶことの大きさを痛感しています。
④追加申込や料金は不要!英語やプログラミングにも触れることができる。
英語やプログラミング学習は、デジタル学習になります。
(お手持ちのスマホやタブレット、パソコンから行うことができます。)
●追加申込・料金は不要
●英語は月に1回、プログラミングは年に4回、それぞれの問題が配信される。
●学習時間は、英語が15〜20分程度。プログラミングは30分〜1時間程度。
※筆者の娘の場合になります。
英語の内容は、アルファベットや簡単な挨拶表現から始まります。
既に、ある程度の英語学習をしているお子さまには、物足りない内容かと思います。
楽しく英語に触れてほしい!という方にはオススメです♪
小学3年生から「外国語活動」が始まり、5年生からは英語が「教科」にもなります。
(成績がつくんですよね〜。)
今から、楽しく英語に触れておくことは、3年生に向けての良い入り口になるかと思います。

娘はパソコンを使って、学習しています。
アルファベットの読み方、書き順について学んでいるところです。

簡単な挨拶表現について学んでいます。
(とても分かりやすいので、娘には良かったです♪)

プログラミングは「アイスをつくろう」がテーマになっていました。
お客さんが欲しがっているアイスを、自分でロボットにプログラミングしていきます。
ゲーム感覚でできるので、楽しく取り組めています。
英語・プログラミング学習を、追加料金なしでできるのは良かったです♪
少しでも触れていることは、今後の学習に繋がっていきますよね〜。
添削問題について
添削問題提出の目安は、月に1回、月末までに提出します。
もし出せなかった場合は、翌月以降の提出でも大丈夫です♪
ただし、添削有効期限は、教材の到着日から1年間になります。
⚫︎国語
⚫︎算数
⚫︎経験シート
上記の3枚を、専用の封筒に入れて送ります。

切手は自己負担になります。
(3枚までは120円になります。)
月末に提出した場合、翌月の中旬までに添削済みのテスト用紙が返ってきます。
ちなみに、Z会の1、2年生コースでは、1年間の添削を担当する先生が1人つきます。
決まった先生が1年間ずっと添削してくれるんです♪
会ったこともない先生ですが、子供も「〇〇せんせいだ!」と、親近感が出てくるようです。

4月になると、担当する先生からハガキが届きます。
親の負担が心配な方へ!
Z会の通信講座3年目の長女を見て感じること。
Z会小学生コースでは、親のサポートが必要になります。
※タブレットコースの場合は、自分で学習を進めていくので負担は軽減します。
日々の学習や添削問題が返却された後は、一緒に復習してみたり…。
親子で学習するための時間を作る必要がありました。
「親の負担が大きいのではないか?」という質問に対して、Z会側の回答が書かれていました↓
まだまだ1年生は一人で学習を進めていくことは難しい。
Z会HP
この時期は、保護者の方が関わってあげることが、お子さまの前向きな姿勢や自信を育てる上で非常に大切です。
今現在、3年生コースを継続している長女を見ていると、自主的に学習に取り組めているかと思います。
Z会のおかげで学習習慣が身についたと感じています♪
ちなみに、保護者の方が丸つけをしたり、親子での経験学習などは低学年(1〜2年生)の間のみです!!
3年生からは、丸つけや答え合わせなど、自主学習が中心になります。
まとめ。Z会は難しいのか??
3年生コースの長女、現在1年生コースの次女を見ていて、Z会は難しいのか?と聞かれると、簡単ではないとは思っています。
しかし!!
いきなり難しい問題が出題されることはありません。
分かりやすい説明と問題を解き、土台を築いた上で応用問題に取り組む形式になります。

国語・算数ともに、「ハイレベル」と書かれた問題は、2回分あります。
応用問題が解けた時は、「ハイレベルなのにできた〜!」と喜んでいます。
学習意欲を高めているように感じます。
以上、Z会小学1年生コースについて紹介させて頂きました。
しかし、通信講座はお子さまによって、向き不向きはあるかと思います。
学習サポートが難しい場合もありますよね。
心配な方は、まずはおためし教材で体験して頂くのをオススメします。
講座を1ヶ月だけ受講してみる!ということも可能です。
専用端末もありませんし、安心して始められるのもZ会の良い点かと思います。