この記事では、素敵な友情を描いた本『ふたりはともだち』について紹介します。

この本に出てくるお話『おてがみ』は、小学2年生の教科書にものっています。
あらすじや感想、対象年齢やシリーズについてまとめています。
また、本に登場する「がまくん」「かえるくん」のグッズも紹介しています。
お祝いのギフトにもオススメなセットもあるので、ご興味のある方は参考にして下さい。
『ふたりはともだち』の作品情報と対象年齢
・作:アーノルド ローベル
・出版年:1972年
・出版社:文化出版局
・対象年齢:5歳〜
対象年齢についてですが、読んであげるなら5歳〜、自分で読むなら小学生〜と推奨されています。



娘も5歳くらいの時から、寝る前に一緒に読んでいます。
短編のお話なので、ちょうどいい長さですし、内容も面白いので飽きずに聞いていました。
あらすじ
がまくんとかえるくんが登場する友情物語です。


全部で5編から構成されています。
- 「はるがきた」
- 「おはなし」
- 「なくしたボタン」
- 「すいえい」
- 「おてがみ」
一編ずつ紹介します。
1、『はるがきた』
かえるくんが大急ぎでがまくんのお家まで走ってきました。
「おきなよ、はるが きたんだよ!」
大きな声でがまくんを呼びます。
しかし、「僕、ここにいないよ」とあしらうがまくん。
全く起きようとせず、寝続けようとします。なんとか4月の春がきた素晴らしさを伝え、説得しようとするかえるくん。
そんなかえるくんにがまくんは、5月になったら起こしてくれと頼みます。そこでかえるくんは良いことを思いつきます。
参照:出版社HP
それは一体なんなんでしょう??
2、『おはなし』
夏のある日のこと。
かえるくんは病気で具合が悪い様子です。そんなかえるくんの様子を見て、がまくんは自分のベッドで寝るように伝えます。
「ひとつお話をしてくれないか?」
かえるくんからこう提案されます。「いいとも」
がまくんはお話を一生懸命考えました。
でも・・・・思いつきません。
家の前をブラブラしたり、逆立ちをしたり、コップの水を頭にかけますが、
やっぱり思いつきません。そんながまくんは、頭を壁にドシンドシンとぶつけ始めます。
「もう お話いらないよ」
そう伝えたかえるくんは、がまくんにお話を始めます。
「むかしむかし、あるところに・・・」
どんなお話をしてくれるのでしょうか??
参照:出版社HP
3、『なくしたボタン』
がまくんが上着のボタンを1つなくしてしまいました。
そこで、かえるくんとがまくんは、ボタン探しをします。「きみのボタンだ!」
「そりゃぼくのじゃないな」
すずめやあらいぐまさんもボタンを持ってきてくれましたが、がまくんのではありません。
怒ってお家に帰ったがまくんが見たものは・・。最後に、がまくんがユニークなアイデアである物を作ります。
参照:出版社HP
4、『すいえい』
がまくんとかえるくんは、川へ降りていきます。
「水泳にいい日だね」とかえるくん。
そこで、ふたりは川で水泳をすることにしました。
水着を着ないかえるくんと、水着に着替えるがまくん。
でも、なぜかがまくんは、水着姿を見ないでねと言ってきます。
なぜなんでしょう??しかし、亀やとかげ、ヘビたちがやって来て、「ぼくたちも見たいよ」と言います。
頑なに見せたくないがまくんは、水の中から出てこようとしませんが・・
だんだん身体が冷えてきて震えてしまいました。ついに水着姿で出てきたがまくん。
参照:出版社HP
その姿を見たみんなの反応はどうだったのでしょうか??
どんな水着を着ていたのでしょうか??
5、『おてがみ』
がまくんは、玄関の前に座っていました。
そこへかえるくんが、「どうしたんだい?」とやってきます。悲しそうな様子のがまくんを心配したかえるくんは、がまくんの話を聞くことに。
お手紙を一度ももらったことがないがまくんは、お手紙を待つ時が一番不幸せになるそう。
その話を聞いたかえるくんは、「いえへ かえらなくっちゃ」と大急ぎで帰ります。
そして、「がまがえるくんへ」と手紙を書き始めます。
手紙を書き終えたかえるくんは、かたつむりくんに手紙を渡し、
がまくんのお家の郵便受けに入れてきてくれないか頼みました。そして、かえるくんはがまくんの家へ戻ります。
「ひょっとして だれかが きみに てがみをくれるかもしれないだろう」
と伝え、一緒に待つことにします。そしてかえるくんは、手紙を書いたのは自分であること、そして書いた内容を伝えます。
それを聞いたがまくんは、とても幸せな気持ちになります。
お手紙は届くのでしょうか?
参照:出版社HP
読んでみた感想と娘の反応
この本は、友情をテーマに、かえるくんとがまくんの心温まるストーリーが、ユニークに描かれています。



お互いを思いやる優しさが、言葉や行動に溢れていて、筆者も優しい気持ちになれました。
娘とは、寝る前によく読む本の1冊になっていました。
「今日はどのお話がいい?」と聞いて、選んでもらっています。



1編が長くないので、娘たちと読むには丁度いい長さなのも気に入っています。
わかりやすい言葉で書かれているので、児童書のデビューにもオススメです。



娘は、『すいえい』のお話が大好きで、たくさん笑いながら聞いています。
どのお話も、一緒に読んでいると、親子で温かい気持ちになります。
また、読んだ後も優しい余韻が残ります。
絵も優しい色合いで、「がまくんとかえるくん」のお顔も可愛いので癒されます。


『ふたりはともだち』のシリーズはあるの??
「ふたりはともだち」は、全部で4冊のシリーズです。
どれも、心温まる友情ストーリーになっています。
ふたりはいつも
がまくんとかえるくんのユーモラスなお話が5話あります。
春夏秋冬、ふたりの1年間が描かれています。


ふたりはいっしょ
こちらも、がまくんとかえるくんのお話が5話あります。
どれも優しい友情のお話です。


ふたりはきょうも
シリーズ4作目の作品です。
お誕生日のお祝いの時も、おばけの話をする時も、ふたりはいつも一緒です。


シリーズ全作がセットになったものもあります。


ぬいぐるみやファイルもセットになっているので、ギフト用にオススメです。
かえるの哲学


がまくんとかえるくんのシリーズとは異なりますが、大人の方にオススメな本です。
がまくんとかえるくんの言葉が50個集められています。
文庫本なので、手に取りやすく、読みやすい内容となっています。
グッズ紹介
本の中に出てくる、がまくんとかえるくん。



調べてみると、可愛いグッズがいくつも販売されていました。
多数の絵本や、グッズを販売している「絵本ナビ」から、オススメしたいグッズを紹介していきます。
売り切れになっている可能性もあります
ぬいぐるみ がまくん Sサイズ


本の世界から出てきたようながまくんです。
愛らしいお顔をしています♪
ぬいぐるみ かえるくん Sサイズ


かえるくんのぬいぐるみです。
優しそうなお顔をしています。
がまくんとかえるくん レターセット


本の中にも「おてがみ」という題名でお話が描かれています。
大切な人にお手紙を書くのにオススメです♪
マスキングテープ おてがみ柄


少し太めの幅になっています。
お手紙や手帳など、幅広くお使い頂けます。
𖤣𖥧𖥣最後までお読みいただき、ありがとうございます𖡡𖥧𖤣
海外絵本に興味がある方はご覧ください


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